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Writer's picture江夏 泰治郎

三和土(たたき)風園路と芝生など



以前こちらでもご紹介しましたお庭が完成しました。今年からお世話になっている現場ですが、当初はかなり雑草が生い茂る状況で、立ち入りすら困難な状態でした。植栽を生かしたまま雑草とうまく付き合うのに今回実践したのは、広いお庭の全体に行きやすい状況を作り出すことでした。雑草を生えなくするには庭全体に防草シートやコンクリートで覆ったり、砂利を厚く敷き込むというのが定石であると思われますが、お庭を”楽しむ”という観点からすればそのようなことを避けたいと考えました。そこでお庭全体にアクセスが可能なように、三和土風の園路を舗装し、どんなに雑草が生えても行き来でき、草刈りの作業も容易にできるようにしました。通り道を作るだけ?と感じることもあるかもしれませんがこれだけで作業性はグンと良くなるはずです。そして園路の表面は中心をやや高く、勾配を設け水はけを良くするように工夫を施しました。また庭を区画することにより、ただ単に広い庭であったのが区画ごとの用途や植栽の変化により、リズムや楽しさと空間の広がりを持たせることができました。

 またご主人の念願であった芝生も植栽しました。芝生の種類は高麗芝の改良品種のTM9を選定しました。TM9は従来の高麗芝よりも草丈が低く、芝刈りの回数を少なく抑えることができます。また葉や匍匐茎は高麗芝よりも緻密に密生していように感じられます。これにより雑草が生えにくいかなと思います。芝生の奥に園路が張り巡らされ、植え込みがそれぞれ配置され、そのまた奥に板塀があり外界へとつながる一連の風景の変遷を表現することができました。

 最後となりましたが垣根の真下にはクラピア(グランドカバーとして使用)を植栽しました。泥はね防止と、土壌流失防止の効果が期待できます。成長スピードが早いので、緑の絨毯が早く実現されることが期待できます。






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